野球人野村克也の講演を聞いて
10月6日は、私の会社の顧問税理士林田先生の事務所の創立30周記念イベントとして、
野村克也の「我に勝つ」という演目での講演が行われました。
会場である飯塚市のホテルの大ホールは、参加者であふれました。
講演では、胸を締め付けられるような、野村氏の幼少時代が語られました。
母親と兄弟二人、常に死と背中合わせだった貧困の暮らしが生んだ「底力」こそが
彼を支えた要因でした。
戦中、戦後の貧困時代を生き抜いた人々にとっては、
辛かった当時を思い出させる内容で、参加者の中には涙する方も多く見られました。
現在の日本人の多くは、貧困とはかけ離れた飽食の時代を生きています。
「豊かである」ことによって、自分が本来持っている大切なものを「失ってしまう」ことがある、
ということを、私たちは考える必要があると思います。
同時に、不可能を可能にする挑戦!を語りました。
野球の技術を例に取り、理を持って難関を突破する知恵を養う重要性を訴えました。
辛い境遇にこそ、私たち人間の「理性」や「知恵」を持って
立ち向かうことが大切ではないでしょうか。
困難と闘い己に勝ち抜いた一人の人間、野村克也氏に勇気を頂いて帰りました。
林田先生、ご招待有難うございました。